開業の動機
50代になり、管理者の業務が多忙な時期に、一人暮らしの母親のもの忘れが始まりました。嫌がる母を説得して専門医に同行し、診断の結果、初期のアルツハイマーとわかりました。まず、定期的に通院に同行することから始め、次に、介護認定の申請手続きを調べ、ケアマネージャーさんに相談、手続きを行いました。介護認定後は、介護プランを作っていただき、訪問看護師やヘルパーさんとの定例打合せにも参加しました。
同じ頃、成年後見制度を知り、家庭裁判所に問い合わせをしました。有給休暇や仕事時間を調整しながら、申請書類の作成や手続きを自分で行い、保佐人となりました。仕事と介護の両立に悩んだ時期でした。
また、定年後、遠方に住む義理の父が逝去したため義母と妻に代わり、遺産分割協議書について調べ、不動産の相続移転登記や銀行口座や有価証券の名義変更を行いました。
さらに、一人暮らしとなった義母が転倒し骨折、入院したため、妻とともに退院後の介護をしました。義母から頼まれ、遺言について調べ、義母、妻と一緒に話合いもしました。
仕事と介護、仕事の時間とご家族に寄り添う時間の両立に悩んだ経験をもとに、同じようにお悩みの 50代、60代の働き盛りの多忙な皆様のお手伝いができないかと思い立ちました。
そして、残業時間の規制が議論されている中、ワークライフバランスのとれた社会、豊かな地域社会の実現に向けて、微力ながら貢献していきたいと考えています。