よくある質問
相続
相続と遺言の違いは?
相続は、法律上、当然相続人に、財産が承継されます。遺言は、個人の生前の意思表示により、財産が承継されます。
相続と遺言は、どちらも人の死後に残された財産を誰がどのように承継するかを定めた民法上の規定です。
先日、父が亡くなり、遺産を相続しました。どこで手続きをすれば良いですか?
遺産の種類ごとに手続きします。主なものですが、次の通りです。
- 不動産 管轄の法務局へ
- 自動車 国土交通省の全国の運輸支局へ
- 預貯金 金融機関へ
- 現金 相続人による分割
遺言
遺言を残すということは?
遺産を特定の人に相続させたいときや、その遺産をめぐり、相続人の間で、相続争いにならないように、ご自身の意思を相続人に伝えたいというときに、事前に作るのが遺言です。
遺言の種類は?
自筆証書遺言と公正証書遺言がよく使われ、それぞれ、長所と短所があります。
法律上の有効性や紛失の恐れのないことから、当事務所では、公正証書遺言をお薦めしていますが、よく事情をお聞きして、適切な方法をご助言いたします。
遺言者が寝たきりで公証役場まで行けない場合は?
遺言者の依頼によって、自宅や入院先の病院などへ関係者に出張してもらうことができます。
死後事務
死後事務というのは?
遺言に書くのは、基本的に遺産相続に関わる事です。しかし、亡くなった後、役所など行政への届出、医療機関での手続き、公的年金・健康保険の手続き、葬儀、お墓、税金の対応等、様々なことを、漏れなく行わなければなりません。
そのため、遺言とは別に、亡くなった後の各種手続きを、予め人選して委任することができます。これを 死後事務委任契約といいます。
死後事務委任契約の内容は?
死後事務委任契約には、例えば 次のような項目があります。
- 死亡届、戸籍等の届け
- 病院、医療機関からの退院、退所、支払い
- 老人ホーム等の施設利用料の支払いと入居一時金等の受領
- 通夜、告別式
- 健康保険や国民健康保険の埋葬料請求
- 生命保険金の請求
- 遺品、生活用品整理
など